野鳥のための巣箱
人間の作った巣箱を利用するのは、シジュウカラ、スズメ、ヒガラ、ヤマガラ、スズメ、ムクドリ、コムクドリ、アオバズク、セキレイなどです。また野鳥以外にモモンガ、ムササビなども巣箱を利用します。
それぞれの野鳥に適した大きさがあります。大まかには、シジュウカラなどの小型、コムクドリなどの中型、フクロウなどの大型があります。
よく引用されのが東北森林管理局のホームページに記載されているものです。
追加でブッポウソウ用とモモンガ用を他資料から掲載しました。中型以上の大きさは重いので一般的ではありませんが、彼等が自然で使用する古木の樹洞は減少しているので保護活動として設置されています
web検索で「Birdhouse」画像検索すると、多数でてきます。大半は一般的な小型野鳥です。多数あるのでその一部だけ「画像色々」に集めて見ました。小さい画像が物足りない方は検索してみて下さい
東北森林管理局「巣箱の大きさの目安」
注1.市販されているのを参考に追加しました。野鳥の種類 | 穴の直径 | 底から穴の高さcm | 巣箱の高さ | 幅・奥行cm | 設置高さ(m) |
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ヒガラ | 2.7cm | 15cm | 20~24cm | 15cm | 1.5~2.5 |
シジュウカラ | 2.8cm | 15cm | 20~24cm | 15cm | 1.5~2.5 |
ヤマガラ | 2.8cm | 15cm | 20~24cm | 15cm | 2.5 |
スズメ | 3.0cm | 18cm | 24~28cm | 18cm | 3 |
コムクドリ | 5.5cm | 18cm | 24~28cm | 18cm | 3 |
セキレイ | 前面解放 | 6cm | 24cm | 16cm | 2.5 |
モモンガ注1 | 5.0cm | 24cm | 32cm | 15cm | 5 |
ブッポウソウ注1 | 9.0cm | 25cm | 35cm | 21cm | 5 |
アオバズク | 11.0cm | 30cm | 45cm | 25cm | 5 |
フクロウ | 15.0cm | 40cm | 60cm | 40cm | 5 |
「画像色々」はこちら
巣箱の使い方、その1.設置場所
野鳥のための巣箱は、主として初春から初夏にヒナを育てるための産室・育児室です。
鳥は巣に卵・ヒナの受け皿となる「産座」を作ります。大きな鳥は折れた枝などでまるで平たいカゴのような形、シジュウカラなどはコケや犬などの毛を集めたザブトンのような形に作ります。
シジュウカラは早いと1月頃には下見にきて、2月初旬から利用開始し、約50日短いと40日でヒナは巣立ちします。その同じ巣箱を次のカップルが利用開始します。1シーズンに2回、3回とヒナを育てるカップル?もあるとのこと。遅い例では6月中旬から産卵・育児して7月に巣立ったこともありました。
ところで人間の作った巣箱を利用してくれる一番ポピュラーなのはシジュウカラとスズメです。 一般的に樹木に取り付ける方が多いと思いますが。
個人の庭につける場合は、ヘビ、カラス、ネコなどに邪魔されないパイプの上に取り付けるのが安全です。
①パイプであれば窓から見える位置に取り付けることができます。 友人で玄関近くの壁面の高さ2メートル弱につけましたが、ほぼ毎年シジュウカラが利用しています、ツバメと同じように人間が出入りしている近くのほうが安全と考えるからです。
②パイプを利用する場合、ホームセンターでブランド名 「イレクターパイプ」の長さ2メートルとジョイントは「J103」を購入する。ジョイントを巣箱の底板にネジ止めし、パイプを50センチ埋める、地上高は1.5メートルになる。パイプ先端にビニールテープを少しまき付けジョイントをパイプにねじ込む。